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2023 年度 実績報告書

弾性体による体重免荷運動が脳性麻痺者の運動耐久能力におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K10871
研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

多田 智美  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (70746007)

研究分担者 畠中 泰彦  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (10309601)
齋藤 恒一  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (10601734)
山口 和輝  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助手 (20725030)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード運動対応能 / 弾性サスペンション懸垂 / 体重免荷運動 / 脳性まひ
研究実績の概要

呼気ガス分析装置の継続測定の検証の実施を行う。今回の研究には、脳性麻痺支持者が自分のペースで歩いているときに測定しやすいように、携帯型呼気ガス分析装置(VO2Master)を用いていることから、機器の安定性検証を実施した。健常男性12名に対して1週間以上日をあけて2回測定を実施している。また、運動対応能検査として6m歩行とシャトルウォーキングテストでの測定の安定性の評価も実施した。マスクを装着するときに術者によってガス計測が不安定になることがあるため、マスクの装着には修練が必要となる。
また四方向弾性サスペンション懸垂による体重免荷運動による運動対応能の検証を行ったが、その指標としてシャトルウォーキングテストを用いた。その結果四方向弾性サスペンション懸垂による体重免荷運動後において、シャトルウォーキングは平均0.75回増えていた。ただしBorgスケールは四方向弾性サスペンション懸垂による体重免荷運動後において1.17上昇したことから、健常者では、疲労感は四方向弾性サスペンション懸垂による体重免荷運動後の方が強い結果となった。
今年度はまた、予備実験として運動障害の有しているものとして成人脳性麻痺者と脳梗塞後遺症片麻痺者に四方向弾性サスペンション懸垂による体重免荷運動の前後の運動対応能の評価を行ったが、両者において呼気ガスの分析がうまく実施できず呼吸対応能が測定できなかった。様々な場面での計測を行ったが、測定機器の性質上、ある程度呼吸流量がないと測定が不安定になることが分かったことから、シャトルウォーキングを取り入れることの検討を行っている。
これらの検討は全て予備的なものとなってしまったが、研究の方向性が見えてきた段階であり、今後症例数を増やしていくことが課題であると考えている。

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公開日: 2024-12-25  

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