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2019 年度 実施状況報告書

視覚障害者の運動機能の特徴とバイオフィードバックを用いたトレーニングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K10883
研究機関筑波技術大学

研究代表者

井口 正樹  筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (20637087)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード聴覚バイオフィードバック
研究実績の概要

視覚障害者、特に先天性全盲者は青眼者と比較して、運動機能のある側面で劣っているという報告がある。本研究課題の最終的な目的は、視覚障害者の運動特性を明らかにし、それを改善するために聴覚バイオフィードバックを用いて効率的なトレーニング法を考案することである。該当年度では、比較対象とする健常・青眼者10名のデータを収集した。現在、データ分析をしている。反動動作を伴う、その場での垂直飛びであるため、十分な深さと速度の反動動作が行えるかが重要となる。床反力計、三次元動作解析装置、筋電計を用いてデータを収集した。また、被験者が適切と思う反動動作時の沈み込み深さが、本当に適切かを明らかにするため、被験者には意図的に沈み込みの深さを変えてもらい、後に沈み込み程度とジャンプ高さをグラフ化し曲線をフィットさせて分析した。青眼者ではその曲線上または近くにデータが収まるのに対し、視覚障害者ではかなり曲線から外れていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データ分析が予想以上に時間がかかっている。また、期待とそぐわない結果が出たため、再度、文献などを読み直したり、分析し直したりしている。

今後の研究の推進方策

今後は可能であれば視覚障害者の被験者を増やす。難しければ、現在までに収集済みのデータを用いて分析を終えて、どのデータを音に変換するのが一番良いか、どのような音が一番良いか、などを検討する。最終的には、その聴覚バイオフィードバックを用いて、視覚障害者に対してトレーニングを行い、その有効性を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

計画が遅れているため。今後は聴覚バイオフィードバックに必要なセンサーやプログラミングの人件費などで使用予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Countermovement jump of blind and sighted individuals2020

    • 著者名/発表者名
      井口正樹
    • 学会等名
      2020 International Society of Electrophysiology & Kinesiology (ISEK) Congress
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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