研究成果の学術的意義や社会的意義 |
部活動に関する研究は数多く行われてきたが、外部指導者派遣に関する事例研究はこれまで十分に行われてこなかった。こうした状況において、本研究は学術的な意義のみならず部活動改革の実践例としての社会的な意義も有している。杉並区公立中学校の部活動では,「部活動活性化事業」という民間企業による外部指導者派遣が行われてきた.企業連携型の事例は全国的に見ても珍しく,行政が積極的に介入した先駆的な例として価値がある。名古屋市小学校部活動見直しの事業は、行政職員が教員などの関係者に調査をした上で問題点を明確にし、予算を確保し民間委託を成功させた点で価値があり、他の地区の部活動改革の参考になるだろう。
|