本研究は異なる運動条件によるレジスタンス運動における運動後過剰酸素消費(EPOC)について測定し、運動後のエネルギー消費量を増加させる有効なレジスタンス運動の種目および運動強度、実施順序を検討した。運動種目では上半身の種目よりも背部および臀部、大腿部を動員させるレジスタンス運動の方が運動中および運動後のエネルギー消費を高めることが示唆された。一方、運動強度や運動量、実施順序については、レジスタンス運動を最大反復まで実施すること、または複数の運動種目を実施することで、EPOCに有意な影響を与えなかったことが示唆された。
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