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2022 年度 実績報告書

水泳選手におけるスイムエルゴメータを用いた高強度トレーニングの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10905
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

下山 好充  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (20375364)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード競泳 / スイムエルゴメータ
研究実績の概要

水泳競技は50mから1500mの距離種目で構成され、その競技時間は20秒から15分程度の間で行われ、上肢と下肢の連動によって行われる全身運動であるが、下肢よりも上肢から発揮される推進力が大きいという特徴がある。そのため、上肢筋群に対する高強度トレーニングが必要不可欠である。しかし、水中という特殊な環境で行われる種目であるため、運動中に出したパワーがそのまま推進力につながるわけではなく、動作によっては逆にパフォーマンスや泳効率に悪影響を与える危険性がある。本研究では、そのようなパフォーマンスや泳効率に与える悪影響を最小限にするため、水泳中の上肢運動をシミュレートさせた陸上でのスイムエルゴメータを利用した高強度トレーニングに着目した。そして、そのトレーニング負荷について検討することでスイムエルゴメータを用いた陸上トレーニングのガイドラインを作成することを目的とした。
陸上での立位式のスイムエルゴメータおよびベンチ上に伏臥位姿勢をとるタイプのスイムエルゴメータを用いて、陸上および水泳中における筋電図測定および動作解析、アンケート調査を実施し、筋活動量や筋活動の順序性の側面から動作特性について検討した。
その結果、立位式のスイムエルゴメータは、上肢を挙上させるため僧帽筋の筋活動が優位になることが示されたが、上肢の筋群に対してバランスよく負荷をかけることができ、伏臥位姿勢をとるエルゴメータは広背筋や腹直筋など特定部位の筋に負荷を与えられることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)

  • [学会発表] 新潟からトップアスリートを生んだトレーニング方法2023

    • 著者名/発表者名
      下山好充
    • 学会等名
      日本水泳連盟水泳教師委員会スキルアップセミナー
    • 招待講演
  • [学会発表] 世界選手権メダル獲得への戦略2022

    • 著者名/発表者名
      下山好充
    • 学会等名
      日本水泳連盟競技力向上コーチ委員会デベロップメントワークショップ
    • 招待講演
  • [学会発表] トップアスリート育成に関するIPW2022

    • 著者名/発表者名
      下山好充
    • 学会等名
      第15回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会シンポジウム
    • 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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