若年成人女性(予防)から、高齢者や患者(重症化防止)まで、幅広い年代で研究を行った。サルコペニア(加齢性筋肉減少症)をターゲットとし、骨格筋の肥大や萎縮軽減の対策であった。 近年、サルコペニアは骨格筋疾患と定義されるようになった。そのため、全ての人が自分の骨格筋の現状を把握し、適切なサルコペニア対策を講じることが極めて大切である。本研究では、健康水準が大きく異なる対象者に着目し、サルコペニア対策の新たなアプローチとして骨格筋量の簡易評価法について紹介した。サルコペニアの早期予防と重症化防止の観点から、これらの研究で紹介した大腿部における骨格筋量の簡易評価法は有益な方法の一つと考えられる。
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