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2021 年度 実績報告書

パラリンピックの無形のレガシーに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K10907
研究機関日本福祉大学

研究代表者

藤田 紀昭  日本福祉大学, スポーツ科学部, 教授 (40199344)

研究分担者 兒玉 友  日本福祉大学, スポーツ科学部, 准教授 (40636164)
安藤 佳代子  日本福祉大学, スポーツ科学部, 准教授 (90618795)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード2020東京パラリンピック / 障害者スポーツ / 障害者 / 認知度 / 保健体育教員養成課程
研究実績の概要

今年度はパラリンピック国内大会開催後に①パラリンピック関連ワードの認知度、②人々の大会観戦状況、③障害者に対する意識、障害者スポーツに対する意識に関する調査、④一般のスポーツ大会への障害者の参加状況に関する調査、⑤保健体育教員養成課程を持つ大学における障害者スポーツ関連科目の実施状況に関する調査を実施した。その結果以下のことが明らかになった。
①障害者スポーツの認知度についてはボッチャ、パラバドミントン、ゴールボール、ガイドランナーといった言葉の認知度がパラリンピック東京大会開催決定後高くなったが、パラリンピック以外の障害者スポーツに関する認知度は依然低いことが明らかになった。②2020東京パラリンピックを見た人は69%、そのうち障害者に対する意識がポジティブに変化した人は46%、このことがきっかけで行動の変化も生じるであろうとした人は82%であった。③障害者や障害者スポーツに対する意識はこれまで実施した調査結果より、肯定的な人が増加していた。④スポーツ大会の障害者の部の開設状況の変化について市民マラソン大会を対象として明らかにした。障害者の部を設置している大会は約10%であるが、障害者が参加している大会は48%、参加している大会は近年増加している。参加可能な大会は9割を越えていた。⑤保健体育教員養成課程を持つ大学では半数以上が障害者スポーツ関連の授業を実施していた。国公立大学よりも私立大学の方がその割合が高いことが明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ランニング大会への障害者の参加実態に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      藤田紀昭
    • 雑誌名

      日本障がい者スポーツ学会誌

      巻: 30 ページ: 21-23

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 障害者スポーツに関する言葉の認知度および意識に関する研究 -2014年~2020年度の意識の推移に注目して-2022

    • 著者名/発表者名
      藤田紀昭 安藤佳代子 兒玉友
    • 雑誌名

      日本福祉大学スポーツ科学論集

      巻: 5 ページ: 83-86

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 障害者スポーツの世界から地域共生社会を考える2021

    • 著者名/発表者名
      藤田紀昭
    • 雑誌名

      療育援助

      巻: 557 ページ: 1-5

  • [学会発表] 日本体育・スポーツ・健康学会 第71回大会2021

    • 著者名/発表者名
      藤田紀昭
    • 学会等名
      一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会

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公開日: 2022-12-28  

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