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2020 年度 実施状況報告書

女性のスポーツ傷害発症リスクの基礎的研究ー鍼刺激による内在性ホルモンの適正化ー

研究課題

研究課題/領域番号 18K10911
研究機関関西医療大学

研究代表者

山口 由美子  関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (00454661)

研究分担者 伊藤 俊治  関西医療大学, 保健医療学部, 准教授 (50275351)
深澤 洋滋  関西医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70336882)
畑村 育次  関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (80336883)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードスポーツ傷害 / 女性ホルモン / 鍼
研究実績の概要

本年度は研究代表者が育児休業期間を経て7月1日より研究を再開した。だが、国内や研究施設内での新型コロナウイルス感染症による研究活動への影響も大きく、研究体制の縮小や研究活動への圧迫を受けた。
(1)運動器組織への組織学的検討
研究代表者が担当する予定であった腱・靭帯の分析は7月1日まで保留しており、再開後には組織の強度の変化を捉えるために引っ張り試験機による分析を検討している。従来から研究に用いており扱い慣れているマウスを用いて試みたが、標本が非常に小さくサンプル抽出に時間を多く裂かれるため、研究対象動物をラットに決定し、サンプルサイズを測定した。予備検討として、何例かラットの前十字靭帯サンプルを調製、簡便な方法で力学的負荷をかけ強度を測定してみたところ、およそ20Nで断裂するという結果を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の育児休業により保留中であった研究を令和2年7月1日より再開したが、新型コロナウイルス感染症の影響により、研究体制の縮小や研究活動の圧迫により当初のスケジュールよりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

(1)運動器への影響
単離したラットの靭帯の力学的強度測定に相応しい機器が選定できれば、ラットの腹腔内にホルモン投与をおこない、その影響を検討する。また靭帯の断端より組織学的な検討をおこない、どのような組織がホルモンの影響を受けているのか確認する。
(2)鍼刺激による血中女性ホルモン濃度の変動について検討
ホルモン投与をおこない影響が出るホルモンが特定できれば、我々が過去に得た知見である血中エストロゲン濃度の変動のように他にも影響を受けている可能性が示唆されるので、鍼刺激後の他の女性ホルモン変動を分析する。同時に鍼刺激の部位によって受ける影響も考慮し、刺入部位特異性を検討する。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者が育児休業を経て令和2年7月1日より研究活動に復帰したため、中断していた研究を再開した。そのため中断していたホルモン投与による運動器組織の組織学的検討や力学的強度の検討に繰り越した経費を使用予定である。主に、動物実験用ラットの購入、飼育動物の経費、刺鍼やホルモン投与にかかる経費、力学的強度の測定機器の購入経費などに使用予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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