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2019 年度 実施状況報告書

オープンスキル系競技選手の敏捷性を評価する新規テスト開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10918
研究機関福井工業高等専門学校

研究代表者

青木 宏樹  福井工業高等専門学校, 一般科目(自然系), 講師 (90622564)

研究分担者 内田 雄  仁愛女子短期大学, その他部局等, 講師(移行) (00749418)
出村 慎一  金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (20155485)
長澤 吉則  京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (40299780)
山次 俊介  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (40311021)
山田 孝禎  福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (60413770) [辞退]
浮田 咲子  関東学院大学, 教育学部, 准教授 (90461764)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード上肢 / 下肢 / 連続選択反応時間
研究実績の概要

オープンスキル系の競技スポーツ選手の敏捷性を評価するための新規テスト開発を目的として,今年度は,上肢と下肢の複合的な動作における連続選択反応時間の測定を行い,試行間信頼性を検討した。被験者は健康な青年男性30名であった。被験者は,静止立位状態からパソコン画面上の指示表示に合わせて前方に設置されたシートに素早く手でタッチあるいは足でステップした。表示テンポは40bpmとした。右手、左手、右足及び左足が3回ずつ表示される3つの組み合わせ表示パターンを用いた。測定は全パターン3試行実施した。12回の反応時間の合計値を評価変数とした。対応のある1要因分散分析の結果、2つのパターンの評価変数に有意な試行間差が認められた。よって、全パターンで有意差が認められなかった後半2試行と近似2値の級内相関係数(ICC)を算出した。後半2試行のICCは0.61~0.85の値であったが、近似2値のICCは全パターンで0.90以上の値であった。新規に作成した四肢の連続選択反応時間測定の信頼性は、後半2試行の場合はパターンにより若干異なるが、近似2値の場合はパターンの違いに関わらず高い。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2019年度の大きな目的は,一般青年及び競技スポーツ選手を対象に,上肢と下肢(四肢)の複合動作における連続選択反応時間の測定方法の確立及び信頼性の検討することであった。競技スポーツ選手のデータは測定できなかったが,一般青年30名を対象に上記のことを検討することができたため,概ね順調に進展していると判断している。

今後の研究の推進方策

2020年度は,競技スポーツ選手を対象に,四肢の連続選択反応時間の試行間信頼性及び妥当性を検討する。そのために,バスケットボール選手やバレーボール選手等のオープンスキル系の競技スポーツ選手の四肢の連続選択反応時間を測定する予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルスの影響で打ち合わせ回数の減少や学会等に参加できなかったため,旅費が当初の計画よりも少なくなった。来年度もコロナウイルスの感染状況により旅費が少なくなる可能性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 四肢の連続選択反応テストの試行間信頼性の検討2020

    • 著者名/発表者名
      青木宏樹,出村慎一,藤谷かおる,長澤吉則,内田雄,山次俊介
    • 学会等名
      日本体育測定評価学会

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公開日: 2021-01-27  

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