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2022 年度 研究成果報告書

江戸時代上州における馬庭念流剣術の普及・定着と免許・階梯制度に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10934
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関工学院大学

研究代表者

数馬 広二  工学院大学, 教育推進機構(公私立大学の部局等), 教授 (30204407)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード馬庭念流 / 樋口十郎右衛門 / 目代 / 行事 / 世話人 / 免許 / 伊香保額論一件
研究成果の概要

馬庭念流は上野国多胡郡馬庭村(群馬県高崎市吉井町馬庭)で宗家の樋口家により16世紀末から継承され上野国、武蔵国、信濃国、江戸市中へと広がった剣術流派である。入門者の大半が農民であり旗本、藩士、藩主、高家衆もいた。江戸時代の厳しい身分統制下に農民身分の樋口家が道場を持ち多くの門人を獲得できた理由として(1)「太刀組目録」の授与開始。(2)「世話役人」による道場内統制。(3)「行事」による内部統制や他流儀との交渉。(4)「目代」による指導拡大。(5)免許者による独自の組織化を認めたことを指摘したい。以上から文政6年(1823)の伊香保額論一件で千葉周作一門の教線拡大を阻止することができたのである。

自由記述の分野

身体教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

400年以上続く在村剣術流派を対象にし、普及の背景を探る研究はこれまでになく、本研究でその拡大の理由を指摘できたことは、今後、他流儀との比較を試みる上において学術的意義が深い。

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公開日: 2024-01-30  

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