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2023 年度 研究成果報告書

大学新入生の精神的健康改善に寄与する体育授業の要因分析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10938
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関東京電機大学

研究代表者

加藤 知己  東京電機大学, 未来科学部, 教授 (90214387)

研究分担者 西川 浩昭  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (30208160)
古賀 初  東京電機大学, 工学部, 講師 (40287446)
金築 智美  東京電機大学, 工学部, 教授 (40468971)
木村 憲  東京電機大学, 工学部, 教授 (60408648)
石原 美彦  東京電機大学, 未来科学部, 助教 (40761557)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード体育授業 / 精神的健康 / 大学新入生
研究成果の概要

本研究では、体育の受講による大学新入生の精神的健康度改善効果を検証し、そこに関与する諸要因を分析した。研究対象とした体育授業では、実技に加え、週2回以上の運動、朝食摂取、規則正しい起床、良好な睡眠、友人との交流を心がけた生活を推奨し、これらの生活習慣に関する自己評価と行動目標の設定を毎週行う演習を課題とした。体育受講群の学期末の精神的健康度は、対照群に比較して統計的に有意な改善が認められた。そして、その改善に寄与する要因を分析した結果、運動頻度、快眠の維持、親友数、規則的な摂食リズム、ネット依存の回避などの要因が確認され、それらの要因間の関係性が明らかになった。

自由記述の分野

身体教育学,健康教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、不安やうつ傾向を伴う学生が増え、不登校・休学などの就学困難事例が増加傾向にある。これまで各大学では、学生相談を通じて精神的健康支援を図ってきた。しかし、その実効性を高めるためには、相談活動に加えて、第1次予防的観点からメンタルヘルス対策を大学においても推進してゆく必要があるだろう。その方策として、本研究者らは、大学の体育授業において運動習慣を含む生活の自己管理能力(睡眠,社会的交流など)を育成し、学生の精神的健康の維持・改善を図ることを着想した。本結果が示した、体育授業による精神的健康改善の可能性およびそこに関与する諸要因の関係性は、当該体育授業を設計してゆくための有用な資料となる。

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公開日: 2025-01-30  

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