本研究は複数名グループによる対人関係から得られる運動学習効および行動変容をを明らかにし,,その効果を対人コミュニケーション要因として身体接触の有無,会話や表情,アイコンタクトの違いから検証した.その結果,最も効果的な学習かつ課題実施時の協力関係を得られるのが3名グループである可能性が示唆された.また,その協力関係を得るための良好な対人関係を構築するためには身体接触を行うことによる効果は認められたものの,その他のコミュニケーション要因については重要な要因としては明らかにされず,課題の特性や男女による違いがみられ,特に女性では課題実施中の心拍数の変動が一致する方が良好である可能性が示唆された.
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