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2022 年度 実績報告書

健康持続の「からだ気づき」のレジリエンスプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10957
研究機関静岡産業大学

研究代表者

高橋 和子  静岡産業大学, スポーツ科学部, 教授 (10114000)

研究分担者 山本 光  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (00293168)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード健康持続 / からだ気づき / レジリエンスプログラム開発 / コロナ禍 / 遠隔授業 / ダンス上演 / サーバントリーダーシップ
研究実績の概要

本研究は、他者とのかかわりを大事にし、生涯にわたり健康的で活動的な生活を持続的に実現する為の「からだ気づき」(感じる・動く・ひらく・かかわる・表す機能)のレジリエンス(生きる力)プログラム開発が目的である。
2022年度の実績は以下の通りであり各論文にまとめた。①大学生・看護関係者・教員への「からだ気づき」「体つくり運動」「人間関係論」の実践を通したプログラム開発(対面・遠隔)の有効性が検証できた。その際、受講生の「主体的・対話的」な活動を保証する事によりコミュニケーションスキルや自己肯定感が高まった。②プログラム開発を食と運動に拡げ、産官学民協働の健幸プロジェクトの検証の結果、地産地消による食材消費や、高校生や大学生による市民のスポーツ実施率向上と健康運動マップ作成等のアイディア創出や情報発信(新聞報道、磐田市・ジュビロ磐田・静岡産業大学のhpやSNS)ができた。2年間10数回の会議や学生研究や実証実験においても、各担当者が主体的に課題解決を行う事を重視した。③長寿者の文化活動のレジリエンス効果については「2022年度静岡県すこやか長寿祭」での講演とダンス作品発表を行った。④指導者の行動分析では「からだ気づき」だけでなく、強豪サッカーアスリートを育むリーダーシップのあり方を対象にサーバントリーダーシップの有効性を明らかにし、国内外での学会発表を行い評価された。
研究期間はコロナ禍の影響により3年から5年に延長した為、「食と運動」「他運動領域における教師行動」にまで拡げ、「研究と教育の好循環」が生まれた。研究全体を通して「からだ気づき」におけるプログラム開発では何を(学習内容)どのように(学習方法)行うのか、それを一体として捉える事が必須であり、特に指導者のカウンセリングマインドに裏打ちされた言葉かけや安全で柔らかな雰囲気を醸成できるかが重要である事が明らかになった。

備考

高橋和子hpのメニュー「からだ気づき」の中に、本研究で開発したプログラム(朝の目覚め・幸せ体操・ストレッチ・ヨガ・ファンタジー等)の動画がアップされている。

  • 研究成果

    (17件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (4件)

  • [雑誌論文] 70歳の挑戦:生きる希望としてのダンス2023

    • 著者名/発表者名
      高橋和子
    • 雑誌名

      女子体育

      巻: 65-1 ページ: 1-2

  • [雑誌論文] アスリートを育むリーダーシップ:静岡産業大学サッカー部女子の2年間の歩み2023

    • 著者名/発表者名
      高橋和子、千葉遼、荒木雅信、市村操一
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集 環境と経営

      巻: 28-1 ページ: 49-69

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「静岡県が目指す教育実習の実施方針」の策定の経緯と目的に関する一考察:中学校・高等学校の教育実習に着目して2022

    • 著者名/発表者名
      笠井義明、高橋和子他
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集 スポーツと教育

      巻: 6-1 ページ: 1-12

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学教育における健康持続の為のレジリエンスプログラム開発:COVID-19禍の「からだ気づき・体つくり運動」実践事例2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集 スポーツと教育

      巻: 6-1 ページ: 23-40

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 産官学民協働の健幸プロジェクト「ジュビロ飯」に関する一考察2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子、江間諒一
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集 スポーツと教育

      巻: 7-1 ページ: 1-16

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 看護学生のコミュニケーションスキル育成のためのレジリエンスプログラム:COVID-19禍の人間関係論2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子、吉田美和子、藤田美智子、伊藤麻希、近藤奈緒子
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集 スポーツと教育

      巻: 6-2 ページ: 85-102

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] stand here(舞踊作品)2023

    • 著者名/発表者名
      高橋和子
    • 学会等名
      横浜国立大学モダンダンス部創部40周年記念自主公演(鎌倉芸術館)
    • 招待講演
  • [学会発表] コーチングの有効性の研究法の問題点と解決法の事例2023

    • 著者名/発表者名
      市村操一、山口香、高橋和子、荒木雅信他
    • 学会等名
      コーチング学会(日本体育大学)
  • [学会発表] Toward the sustainability of youth sports: Learning Herman Hesse’s idea of servant leadership.2023

    • 著者名/発表者名
      Soichi Ichimura,Kazuko Takahashi,Masanobu Araki
    • 学会等名
      11 th German-Japan Symposium of Sport Science(日本体育大学)
  • [学会発表] 産官学民協働の健幸プロジェクト:「ジュビロ飯」に関する一考察2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子、江間諒一
    • 学会等名
      第72回日本体育・スポーツ・健康学会(順天堂大学)
  • [学会発表] 人生100年時代への挑戦:和顔施でしなやかに生きる2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子
    • 学会等名
      2022年度静岡県すこやか長寿祭:健康生きがいづくり講演会
  • [学会発表] いま・ここ(舞踊作品)2022

    • 著者名/発表者名
      高橋和子
    • 学会等名
      2022年度静岡県すこやか長寿祭(グランシップ)
    • 招待講演
  • [図書] 授業が盛りあがる体育の教材・教具ベスト902022

    • 著者名/発表者名
      小澤治夫、小林博隆、高橋和子他
    • 総ページ数
      145
    • 出版者
      大修館書店
    • ISBN
      978-4-469-26932-1
  • [備考] アスリートを育むリーダーシップ:静岡産業大学サッカー部女子の2年間の歩み

    • URL

      https://shizusan.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1976&item_no=1&page_id=25&block_id=75

  • [備考] 産官学民協働の健幸プロジェクト「ジュビロ飯」に関する一考察

    • URL

      https://shizusan.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1973&item_no=1&page_id=25&block_id=75

  • [備考] 看護学生のコミュニケーションスキル育成のためのレジリエンスプログラム:COVID-19禍の人間関係論

    • URL

      https://shizusan.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1916&item_no=1&page_id=25&block_id=75

  • [備考] 高橋和子hp

    • URL

      http://kazuko-ynu.jp

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公開日: 2023-12-25  

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