研究課題
基盤研究(C)
「攻守一体プレイ」タイプのネット型ゲーム「テニピン」を教材として,「局面」と「ゲームの目的」の観点から「課題」を限定し,単純化したゲームパフォーマンス評価基準の作成を試みた.ベース(構え)の技能については,テニスを専門としない評価者間において高い一致率を示し,有効性が示唆された.一方,「意思決定」要素については,充分な一致率を得なかったことからさらなる改善が必要であることが明らかとなった.
保健体育科教育
生涯スポーツの実現が目指される社会において,体育の授業への期待は大きい.普及する多種多様なスポーツを楽しむための基礎的な資質能力の育成にあたって,「学ぶべき内容は何か」,「その成果は何か」を明確にすることが求められている.本研究では攻守一体型のゲーム教材に焦点をあて,ゲーム構造を踏まえた学習内容の明確化を検討すると共にその評価基準を作成することで,指導現場における目標の設定と評価を容易にし,体育授業の発展に寄与するものである.