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2022 年度 研究成果報告書

適応的歩行障害における神経制御メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10972
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関帝京大学

研究代表者

崎原 ことえ  帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (40423115)

研究分担者 稲垣 真澄  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 知的・発達障害研究部, 客員研究員 (70203198)
奥住 秀之  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70280774)
中村 みほ  愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 客員研究員 (70291945)
北 洋輔  慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (90627978)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード適応的歩行 / 3D歩行解析 / 発達障害児
研究成果の概要

自閉症スペクトラム障害児は発達性協調運動障害を併存することが知られている.発達性協調運動障害は運動視覚認知機能の低下が運動障害の原因となり,動作を環境中の視覚情報や感覚情報などの知覚情報の変化に合わせられない適応機能低下が指摘されている.知覚情報への動作の適応機能について詳細な機序は不明である.そこで健常成人の視覚情報の変化に対応する歩行動作の適応機能について検討した.歩行動作は視覚情報に応じて歩行比が変化する明暗順番効果と,ランダムな視覚情報に対して歩行比が一定となる明暗安定効果の2種類の適応機能があることが示唆された.

自由記述の分野

神経生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歩行動作は視覚情報へ明暗順番効果と明暗安定効果の2種類の適応機能を持つことが健常成人で明らかになった.これらの新しい基礎的な知見に基づいて,発達性協調運動障害を併存する自閉症スペクトラム障害児では,適応機能が具体的にどのよう作用しているのか今後検討することができる.2種類の適応機能の中でも,明暗順番効果または明暗安定効果のいずれが実行されないのか,または実行されていても時間遅延やエラーがあるのか,など詳細な検討が必要である.本研究の研究成果によって,発達性協調運動障害を併存する自閉症スペクトラム障害児での歩行適応機能研究をさらに推進することが可能になった.

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公開日: 2024-01-30  

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