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2020 年度 研究成果報告書

腸内細菌叢とその代謝産物に着目した薬剤誘発性消化管傷害の予防法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10985
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構東京病院(臨床研究部) (2019-2020)
筑波大学 (2018)

研究代表者

岡 笑美  独立行政法人国立病院機構東京病院(臨床研究部), 臨床研究部, 研究員 (60744191)

研究分担者 古川 宏  独立行政法人国立病院機構東京病院(臨床研究部), 臨床研究部, 臨床研究部長 (00372293)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード病因・病態 / メトトレキサート / 腸上皮傷害 / 腸内細菌 / メタボローム
研究成果の概要

食餌・肥満が薬物動態に影響を及ぼしている可能性は古くから指摘されているが、十分な検証は行われていない。この研究では、次世代シークエンサーで腸内細菌叢を解析すると同時にメタボローム解析を行うことで、メトトレキサートによる薬剤誘発性消化管傷害を防ぐ腸内細菌群と代謝産物を探索・決定する。腸内細菌叢解析とメタボローム解析の結果では、大豆由来蛋白質給餌群と通常食給餌群に類似性が認められた。しかし、単独の腸内細菌や代謝産物は同定されなかった。

自由記述の分野

健康科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

腸内細菌叢解析とメタボローム解析の結果から、食餌による腸内細菌叢・腸内代謝産物などの腸内環境の変化がメトトレキサートによる消化管傷害増強に関与していることが示唆された。メトトレキサートの消化管傷害を防ぐことが可能な単独の腸内細菌や代謝産物は同定されなかったが、このことは、複合的な腸内細菌群や代謝産物群がメトトレキサートの消化管傷害を防いでいることを示唆している。この研究成果から、メトトレキサートによる消化管傷害の発症には複雑な要因が関わっていると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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