研究課題/領域番号 |
18K11033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
柴本 勇 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (30458418)
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研究分担者 |
佐々木 誠 岩手大学, 理工学部, 准教授 (80404119)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 摂食嚥下障害 / 窒息 / 表面筋電 / 舌骨上筋群 / 嚥下能力 / 食物物性 / 食品 |
研究成果の概要 |
わが国は摂食嚥下リハビリテーションが発展した結果、摂食嚥下障害者に対する適正な物性の食物が提供されると共に、疾患を抱えた患者が再び食の喜びを感じる等、食のQOLが高まっている。一方で、2006年に窒息事故が不慮の事故死因の1位となって以来、増加の一途を辿っている。その原因として摂取者の嚥下能力と摂取食品のミスマッチが考えられる。 本研究では、本人の嚥下動態にマッチさせた至適食品を選択することを目的に、舌骨上筋群パタン解析と活動時間解析を用いて食品毎に筋活動パタンが異なるかを検討した。その結果、食品群を10程度にグループ化できることが示唆され、複数の市販食品を分類する基盤を整えた。
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自由記述の分野 |
摂食嚥下リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、現在窒息事故が減少しない原因として嚥下能力と摂取食品とのミスマッチが存在していると仮説を立てている。ミスマッチをなくすことを目標に、本研究では嚥下動態から見た食品分類を実施した。その結果、市販食品を表面筋電図のパタン解析と時間解析の結果10程度の分類ができる可能性が示唆された。市販食品を10程度分類をすることで、自身の嚥下能力に応じて、自身に適した食品とそうでない食品とを分類分けできるようになると思われた。それが摂取食品のミスマッチ減少し窒息事故減少に貢献できる可能性があると考えられた。加えて、個々の市販食品を摂取するために必要な嚥下動態(能力)を可視化することに成功した。
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