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2021 年度 実施状況報告書

鹿児島市CKD予防ネットワークを活用した糖尿病腎症・網膜症栄養関連因子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K11038
研究機関鹿児島県立短期大学

研究代表者

有村 恵美  鹿児島県立短期大学, その他部局等【生活科学科】, 助教 (40552964)

研究分担者 西尾 善彦  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40281084)
堀内 正久  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50264403)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード糖尿病腎症 / 糖尿病網膜症 / CKD / 食事療法 / 食事摂取頻度調査 / たんぱく質 / 尿たんぱく / 随時尿
研究実績の概要

【研究の目的及び意義】慢性腎臓病(CKD: Chronic kidney disease )食事療法における「たんぱく質摂取制限食」の有効性に関しては,未だに賛否両論の議論が続いている。また,糖尿病網膜症に限定した食事療法に関しては,未だに検討されていない。
本研究の目的は,CKD患者(糖尿病腎症)を対象とした観察研究を行う。随時尿検査(栄養関連因子),血液検査,食事調査項目などを説明変数として,CKD重症度と網膜症の有無との関係性を統計的手法にて明らかにする。CKD・網膜症進展予防に繋がる栄養指導法に利用可能な因子について考察することができる。
【研究対象・方法】対象者:研究に対する参加の同意を得られたCKD(糖尿病腎症)患者(未治療の初診患者,尿たんぱく±以上,eGFR60未満)・糖尿病網膜症(未治療の初診患者)を対象とする(前向き研究)。
研究に用いる試料・情報:①眼科受診結果の情報:網膜症病変。②各種検査・調査(尿定性検査,随時尿検査:尿アルブミン/Cr比,推定食塩摂取量,推定たんぱく摂取量,Na,K,P,Ca,Mg,Cl,尿素窒素,尿酸,Cr,糖,アミノ酸)。③血液検査(実臨床で得られるデータ):eGFR、血糖値(空腹時または随時)、HbA1c、BUN、Cr、BUN/Cr比、尿酸、TC、HDL-C, LDL-C,TG。④その他(カルテ情報):性別,年齢,身長,体重,BMI,収縮期血圧,拡張期血圧。⑤生活・食物摂取頻度調査(アンケート調査)。
*①②③④番は,通常の診療で得られるデータおよび,通常の診療で得られた試料(尿)を用いて研究用の項目を測定し,その結果を取得中である。⑤番は,研究用として取得中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

・科学研究費採択を受けて(鹿児島県立短期大学地域研究・生涯学習委員会研究支援部会:2017年9月承認済み),鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議への報告・協力依頼をし,鹿児島大学大学院医歯学総合研究科疫学研究等倫理委員会への研究申請をし,承認を得られた(承認日:2018年10月11日,承認番号:180117疫)。
・2018年11月より研究開始のため,やや遅れている。
・参加の同意を得られる症例数が少ないため,再度検討し,調査開始1年が経過した2019年 11月より対象者に糖尿病網膜症(未治療の初診患者)を加えた。
・コロナウイルス感染症の影響があり,対面の研究説明・研究協力依頼が難しい状況となっている。

今後の研究の推進方策

・各種調査,データの解析を始めながら, 論文作成を進めていきたい。

次年度使用額が生じた理由

科学研究費採択を受けて(鹿児島県立短期大学地域研究・生涯学習委員会研究支援部会: 2017年9月承認済み),鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議への報告・協力依頼をし,鹿児島大学大学院医歯学総合研究科疫学研究等倫理委員会への研究申請をし,承認を得られた(承認日:2018年10月11日,承認番号:180117疫)。研究開始(2018年11月)が遅れたため,また,コロナウイルス感染症の影響があり, 対面での研究説明・研究依頼が難しい状況であり,次年度使用額が生じている。国内学会・国際学会発表などに使用していきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 亜鉛摂取状況と腹膜透析液を調査したPD+HD併用療法の一症例2021

    • 著者名/発表者名
      中熊 美和, 有村 恵美, 岩下 龍史
    • 雑誌名

      研究年報(鹿児島県立短期大学 地域研究所)

      巻: 52 ページ: 1-8

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Higher Branched-chain Amino Acids and Lower Serine Exist in the Plasma of Nondiabetic Mice: A Comparison Between High- and Low-protein Diet Conditions2021

    • 著者名/発表者名
      Emi Arimura, Miharu Ushikai, Masahisa Horiuchi
    • 雑誌名

      in vivo

      巻: 35(3) ページ: 1555-1560

    • DOI

      10.21873/invivo.12410.

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-12-28  

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