研究課題
本年度は主に、①Mas-TRECK (Mast cell specifictoxinreceptor mediated conditional cell knock out) マウスにおけるマスト細胞の脳内における消失確認、②Mas-TRECKマウスの行動実験、②Mas-TRECKマウスの脳内分子機構変化の解明を行った。その結果、Mas-TRECKマウスでは、ジフテリア毒素 (Diphtheria toxin; DT)を腹腔内投与することで全身のマスト細胞が消失できるが、脳内のマスト細胞は数週間後には再発現することが明らかとなった。また、DT投与により全身の肥満細胞が欠損したMas-TRECKマウスでは、3-チャンバー試験における新規マウスへの接近の低下が認められた。DT投与後のMas-TRECKマウスの脳組織を解析したところ、セロトニン濃度の低下等、モノアミン系を中心とした変化が認められた。
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Behavioural Brain Research
巻: 403 ページ: 113143-113143
10.1016/j.bbr.2021.113143
食と医療
巻: 15 ページ: 28-35