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2018 年度 実施状況報告書

ポリアミンによる非アルコール性脂肪性肝炎の抑制効果と治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 18K11053
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

高橋 芳久  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (70334381)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードポリアミン / 非アルコール性脂肪性肝炎
研究実績の概要

本研究では、以下のようなサブテーマを設定し、ポリアミンの非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に対する抑制効果を検討する予定であった。① 3種類の代表的ポリアミンのNASHモデルマウスに対する抑制効果を調べる研究:ポリアミンがNASH抑制効果を有するか、また最も有効なポリアミンは何かを調べるため、NASHモデルマウス(高脂肪食負荷db/dbマウス)に代表的なポリアミン(スペルミン、スペルミジン、プトレッシン)を投与する実験を行う。② TSODマウスの肝病変に対する低・中・高用量ポリアミンの効果を調べる研究:実験①で最も有効性が高かったポリアミンの最適な投与量を確定し、またポリアミンがNASH発癌に対しても抑制効果を発揮するかを調べるため、肝発癌まで生じるNASHモデル動物(TSODマウス)に低・中・高用量ポリアミンを投与する実験を行う。
しかし、国際医療福祉大学医学部は新設の医学部であるため、動物実験施設などの研究環境がなかなか整わず、動物実験の倫理審査に長時間を要し、また研究をサポートする人員の確保も進まず、本年度は実験を開始することが出来なかった。以上のような状況であるため、動物実験を行える施設を探し、動物繁殖研究所との共同研究という形で、動物繁殖研究所の実験施設を用いて研究を行う約束をとりつけた。2019年5月に実験を開始する予定であり、必要なマウスや飼料、試薬の購入手続きを開始したところである。今後はこれまでの遅れを取り戻すべく、急いで実験を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

国際医療福祉大学医学部は新設の医学部であるため、動物実験施設などの研究環境がなかなか整わず、動物実験の倫理審査に長時間を要し、また研究をサポートする人員の確保も進まず、本年度は実験を開始することが出来なかった。

今後の研究の推進方策

動物繁殖研究所との共同研究という形で、動物繁殖研究所の実験施設を用いて研究を行う約束をとりつけた。2019年5月に実験を開始出来る目途がたっている。まず適切なポリアミンの投与量を確定するための予備実験を行い、その後3種類のポリアミンのNASHモデルマウスに対する効果を調べる研究、さらに最も効果の高いポリアミンの用量・反応関係を調べる研究を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

上記のように、研究環境の不備から、本年度は動物実験を開始することが出来なかった。2019年5月から実験を開始出来る目途がたっており、今後はこれまでの遅れを取り戻すべく急いで実験を行う。

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公開日: 2019-12-27  

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