研究課題
不均質な嚥下調整食の客観的評価方法の検討を行った。手順としては、医療関係者による介護食品を試食してもらい、そのデータをスコア化し、そのスコアとの相関性が高い方法を検討している。様々な検討から最も相関性の高い方法として、試料(80g)に加水(20g)し、小型ミキサーで1000rpm60秒または1500rpm30秒間粉砕し、粉砕物をメッシュで水洗いしながら通過するものと通過しないものに分別し、通過できなかったものを集め、表面を乾燥したのちに、その重量を測定することで、スマイルケア食の黄色A(5)、B(4)、C(3)に分類することができた。1000rpm60秒の場合、残渣率60%以上で黄色A(5)、33~60%で黄色B(4)、33%未満で黄色C(3)と分類でき、1500rpm30秒の場合、残渣率55%以上で黄色A(5)、25~55%で黄色B(4)、25%未満で黄色C(3)と分類できた。
2: おおむね順調に進展している
予定していた研究内容が終了できた。
臨床現場でも使用できるような簡易方法も検討したい。
コロナウイルス感染対策により予定していた学会がなくなったため、旅費が消化できなかった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件)
Journal of Texture Studies
巻: 51 ページ: 195-196
Shinta Nishioka, Katsuhisa Omagari, Emi Nishioka, Natsumi Mori, Yutaka Taketani, Jun Kayashita
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Archives of Gerontology and Geriatrics
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International Journal of Food Science and Technology
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