複雑なデータ環境に適用できるタグチメソッドの研究を行う.特に,タグチのMTシステムの研究を中心に行う.タグチ流実験計画法(ロバストパラメータ設計)やSN比についての研究も関連させて行う.MTシステムは異常検知のための解析手法と予測のための解析手法から成り立っているタグチ流多変量解析法の総称である. MTシステムの各解析手法の理論的性質や改良手法に関しては,申請者らにより,これまでかなり研究の進展がある.今後は,高次元小標本データ,ノイズのあるデータ,欠測値データ,方向データなど,解析がより困難な状況を意識したMTシステムの新たな手法を開発する.
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