第一の成果は、我々の提案方式であるHayACKの実現可能性に関する調査である。我々の提案方式は、通常の転送方式では見られないパターンで通信パケットが流れる。そのため、ネットワークの途中に存在している通信機器によって通信が遮断される恐れがある。我々は、現状でどの程度の通信経路が不規則的なパケットを遮断するのかを実際に調査した。 第二の成果は、我々の提案方式が既存の方式に与える影響の調査である。従来から用いられている公平性の指標では、我々の想定するような状況をうまく取り扱うことが出来ない。我々は、HARMという指標を用いることで、我々の提案方式が既存に方式に与える影響が軽微であることを明らかにした。
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