計算機システムにおけるオペレーティングシステムの本質的なオーバヘッドは「データの複写」であり、メモリ間のデータ複写、およびメモリと外部記憶装置間のデータ入出力がある。 本研究では、不揮発性メモリの「電源OFFでも保存データが消失しない」という本質的特徴に加え、揮発性メモリと同様に「読み込み速度は高速」「アクセス単位はバイト」である特徴を生かし、実行プログラムの「テキスト部は読み込みのみ、データ部は読み書きされる」という性質を考慮し、実行プログラムの新ファイル形式を考案してデータ複写を削減する新機構の実現により、高速なプログラム実行制御法を確立した。
|