データ相互運用問題におけるスキーママッピングをデータベースビュー定義と捉えることで、ビュー更新問題として問題を再定義した。データベース問合せ言語の数学的基礎になっている、論理に基づく問合せ言語であるDatalogを用いてデータベースに対する有効な更新からビュー定義を導出する手法を提案し、実装によりその有効性を確かめた。 また、ネットワークに閉路が存在する場合の取り扱いをidenpotentとして取り扱うような数学的枠組みを用意した。これにより各演算子が持つ数学的な性質と来歴情報が持つ数学的な性質の間に準同型が成り立つように定義でき、来歴情報の有用性を確認することができた。
|