• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

分散協調キャッシュを用いたコンテンツ配信ネットワークの通信量削減

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K11259
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関電気通信大学

研究代表者

吉永 努  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (60210738)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードコンテンツ配信網 / 分散協調キャッシュ / D2D通信 / 動画配信 / 通信量削減 / 動的通信電力 / QoE / グリーンネットワーク
研究成果の概要

本研究では色タグ方式の分散協調キャッシュ制御手法を提案する。色タグ方式の分散協調キャッシュは、キャッシュサーバとコンテンツにそれぞれ色タグを付して制御する。
また、デバイス間通信を利用したコンテンツ配信機構としてTEA方式を提案する。TEA方式では、基地局通信範囲内及びD2D通信範囲内のモバイル端末数とコンテンツアクセスの偏り(Zipf則の偏り)パラメータを用いて基地局通信量を最小化する。
本研究の成果を活用して分散協調キャッシュ技術を用いたコンテンツ配信網プロトタイプを試作し、小規模な実証実験を行った。実験の結果、キャッシュなしに比べ最大92%の通信量削減効果が得られた。

自由記述の分野

コンピュータネットワーク

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来のネットワーク設備と親和性が高く,より低コストなハードウェア/ソフトウェアによる通信量削減技術を提案した。提案方式では、コンテンツ配信網内に分散協調キャッシュサーバを配置すると共に,モバイル端末もネットワーク内キャッシュとして活用する。これにより,同一コンテンツの通信距離と通信回数を削減することができる。また、ユーザQoEの向上とグリーンネットワークの実現に貢献する。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi