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2020 年度 実績報告書

ネットワーク仮想センサ構築に向けたシステム設計

研究課題

研究課題/領域番号 18K11274
研究機関青山学院大学

研究代表者

戸辺 義人  青山学院大学, 理工学部, 教授 (60327666)

研究分担者 瀬崎 薫  東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (10216541)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードネットワーク仮想センサ / 機械学習
研究実績の概要

ネットワークを利用したセンサのインテリジェント化の形態として、初年度である 2018年度から,クライアントの画像を用いて,サーバに位置を問い合わせて,位置を特定するための画像位置計測システムへの通信への応用に取り組んできた.UMapは自己位置推定システムであり,スマートフォン以外にも様々なデバイスはUMapのクライアントとなることも可能である.2019年度には,オクルージョン除去により検出精度向上により,UMap 全体の信頼性向上に成功した.さらに,ユーザ参加型であるので,動機付け要素の定義をし,場所に紐づけた報酬を与えることにより,未センシング領域を少なくするための手法を開発した.
2020年度には 2019年度に開発した,人の声に基づく感情推定システムを実際の応用へと展開した.発話された内容を元に感情をサポートベクタマシンで抽出し,アバターを使ったオンラインコミュニケーション通信へと展開した.
本研究では,REST型通信を採用し,すべてのメッセージをHTTPリクエストのPOSTメソッドに集約し,クライアント・サーバ間のメッセージを定義した.1.5 MBの5種類の画像をAndroid端末からLSDサーバ経由でUMapサーバに送信し,結果が返ってくるまでの往復時間(RTT)を測定する簡単な実験を行い,2分程度で結果が得られることが確認された.
本研究期間全体をとおして,ネットワーク上で機械学習をし,クライアントとネットワーク上にあるサーバにある全体のシステムとしてネットワーク仮想センサという概念を具現化することができた.近年,さらに進化を続ける機械学習の最新成果を取り込み,ネットワーク側での知識を高度化することにより,多くの分野にネットワーク仮想センサを展開できる見込みがついた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] ジャンモネ大学(フランス)

    • 国名
      フランス
    • 外国機関名
      ジャンモネ大学
  • [雑誌論文] RW-QAnswer: An Assisting System for Intelligent Environments Using Semantic Technology2020

    • 著者名/発表者名
      Koichi Shimoda, Dennis Diefenbach, Kamal Singh, Akihito Taya, Yoshito Tobe, Pierre Maret
    • 雑誌名

      Journal of Reliable Intelligent Environments

      巻: 6 ページ: 215-231

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] VFep: 3D Graphic Face Representation Based on Voice-based Emotion Recognition2021

    • 著者名/発表者名
      Tomoya Suzuki, Akihito Taya, Yoshito Tobe
    • 学会等名
      5th Workshop on emotion awareness for pervasive computing beyond traditional approach
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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