検索可能暗号技術はデータを暗号化して記録し、それらを復号することなく特定のキーワードを含むデータを特定する技術である。検索のためにキーワードとそれを含むデータとの対応関係を暗号化インデックスとして構成する。暗号化インデックスの実装方法として、主記憶上で配列や各種ハッシュを用いた方法、二次記憶を用いる方法としてファイルやDBなどを用いた方法がある。テスト用のデータセットを作成した上で、これら各種方式について速度や耐故障性などの観点から評価を行った。実システムを構築する際にはDBを利用することが必須であり、インデックス操作における問題点は要素技術の問題に帰着できることがわかった。
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