• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

音響データへの情報秘匿のブラインド検出

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K11301
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60070:情報セキュリティ関連
研究機関東京情報大学

研究代表者

西村 明  東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (30286182)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード情報ハイディング / ステガノグラフィ / ステガナリシス / 音響信号データセット / 機械学習 / 音声符号化 / 振幅変動統計量 / 最下位ビット
研究成果の概要

音データへの情報秘匿の有無を、秘匿前の音データ無しでブラインド検出する手法を複数検討した。音波形データの最下位ビットに情報秘匿する手法に対しては、最高周波数近傍のエネルギー時間変化の統計量を用いて検出が可能であった。一方、2019年に公開された 10,000ファイルの音楽データである Audio Steganalysis Dataset に対しては、上記手法は無効であった。このため検査対象信号に対して情報秘匿を行い、その秘匿前後の差異から、秘匿の検出が可能な信号を選別する手法を開発した。AMR音声符号化データへの情報秘匿に対しては、符号化データの統計的性質を基に既存手法より高い検出率を得た。

自由記述の分野

音響情報処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

ディジタルコンテンツへ情報を秘匿する技術は、インターネット上の様々なコンテンツへ機
密情報を秘匿できるため、テロリストや犯罪組織の秘匿通信に使われている、という疑いがある。これを検出するため、情報秘匿前のコンテンツ無しに、情報秘匿の有無を検出する手法である、ステガナリシスの必要性が高まっている。なかでも Steghide による情報秘匿に対しては、これまで多様な音データに対しての有効なステガナリシスが示されていなかった。本研究は Steghide に対してのステガナリシスの適用可能な音データの特徴を明示することで、適用不可能な音データに対する今後の課題も示した。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi