ブラウザフィンガープリント技術(以下、FP技術)とは、ブラウザがWebサーバへアクセスする際に利用できる情報を使ってブラウザをサーバ側で識別する技術である。FP技術は、応用として、ネット不正検知に用いることができるので、社会的にも期待される技術である。 本研究では、大規模な実験 (総アクセス数2千万以上のアクセス、60万種類の端末)で、precision、recall、accuracy、F1のいずれもで、0.99以上の結果を得ている。さらに、教師付きラベルの取得が困難な状況を想定し、クラスタリングを活用した独創的な手法で実験を展開した。
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