研究課題/領域番号 |
18K11375
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
佐藤 智和 滋賀大学, データサイエンス学部, 教授 (50362835)
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研究分担者 |
河合 紀彦 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員准教授 (30610670)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自由視点画像生成 / 欠損修復 / 画像修復 / 複合現実感 |
研究実績の概要 |
本研究課題では、実シーンを撮影した映像からの三次元復元に基づいて実環境イベントの時空間仮想化を行うことで、当該シーンに対する任意の時間・視点から の高品位な映像再現を行う任意時空間映像生成を実現することを目標に、映像処理・映像提示に関する新たな基盤技術を創出する。 今年度は、入力として扱う画像に対してあらかじめDNNによる領域セグメンテーションを施し、走行車両などの移動物体領域を抽出することで、SfMにおける三次元復元の精度向上と、自由視点画像生成における動物体領域の影響の除去の双方を実現した。これにより、これまでは静的シーンのみを対象としていた自由視点画像生成において、動的シーンの影響を抑えたシーン構成を実現することが可能となった。また、全天球画像とこれに対応する奥行画像を生成し、単一視点において効率的に両眼立体視と視点移動が可能となる手法を開発し、加えて動的なシーンの浸水をVRゴーグルを用いて可視化するシステムのプロトタイプを構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
個別の研究要素に関する研究は順調に推移している
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今後の研究の推進方策 |
自動車の車載走行映像を入力として、シーンの自由視点画像生成ができることを確認する。また、VRゴーグルと自由視点画像生成を用いて、遠隔地の仮想体験が実現できるシステムを構築し、開発した自由視点画像生成手法を評価する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)当初計画していた会議の開催が中止となったため。 (使用計画)次年度以降の研究開発、情報収集、成果報告に充てる。
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