本結果は,随意性眼球運動を不随意性眼球運動を脳波から分類することが可能であることを示している.この事は他の運動においても同様に随意運動と不随意運動を脳波から分類できることを意味しており,この点を明らかにしたことは学術的な意味があると考える.さらには本結果より,自動車の脇見運転を警告するシステムに応用が可能であると考える.これは単純に眼球運動の状態を計測するだけではそれが意図した眼球運動か意図しない眼球運動かを明らかにすることはできない.本結果を使用することにより脇見運転防止システムのさらなる向上を図ることができると考える.
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