本課題では、ウェアラブルカメラにより撮影される一人称視点映像より、人の内部状態(意図・興味)を推定するための重要な手掛かりである視覚的注意を高精度に推定する技術の実現を目的としている。また、人の日常的な活動を支援する情報提示空間の実現を目指し、ウェアラブル透過型ディスプレイを対象とした注視誘導技術を実現するため、視覚的注意と視覚的な閾下情報提示に基づく注視誘導技術の確立についても検討を行った。具体的には、以下に示す4つの課題について取り組んだ。 ・深層学習に基づく一人称視点映像に対する視覚的顕著性推定モデルの提案 ・自己運動を考慮した視覚的顕著性推定の補正 ・光投影による注視誘導技術の提案 ・注視情報が付与された一人称視点映像データベースの構築
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