研究課題
基盤研究(C)
文章や演説から論争的な会話の構造を抽出し,議論の要素を機能ごとに分類しようとする研究である議論マイニングが精力的に進められている.本研究課題において我々は広義の形式論理である形式議論を議論マイニングに用いた.研究代表者が筆頭責任著者を務める合計6件の論文を発表した.そのうち1件は人工知能に関する査読付き国際ワークショップ(AIC 2022)で発表し,残りの5件はarXivで発表した.また,その他1件の論文は人工知能に関する国際論文誌において現在査読中である.
人工知能
既存のほとんどの研究は抽象的議論の順問題に相当する.我々の与えた確率モデルは逆問題への一般的な解法を与えるだけでなく,順問題および順問題と逆問題の連結である複合問題への一般的な解法を与える.また,この逆問題の着想は本研究課題が対象とした形式的議論だけでなく,形式的論理も適用すべきことがわかった.