本研究では研究期間を当初予定の3年から5年に延長し,現在,第2期(2018年10月~2020年9月)から第3期(2020年10月~2021年3月)に予定していた研究開発を進めている。本年度は,昨年度に定式化した計算量の検証実験を進め,系列長の増加に伴い2乗で増加する区間関係を効率的に格納・比較できるように素数の積を用いた表現法を考案した。また,区間関係への所属度を閾値に基づき二値化して保持することで複数の区間関係への所属を許容しつつ計算を効率化する手法を考案し実装した。今後,実データでの評価及び全体のとりまとめを進める予定である。
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