研究課題
基盤研究(C)
類推関係に基づいた用例機械翻訳システムに、自己説明を導入した。従って、本研究は説明可能な人工知能(XAI)に位置づけられる。翻訳過程の自己説明機能としては、文を再帰的に翻訳する際、既にある翻訳メモリーから似た文を検索し、翻訳した際、どういうふうに使用したか、そのトレースを翻訳システムに導入した。与えられた文を意味的にも形式的にもカバーする文を検索する手法を開発した。文間類推関係のデータセットを公開した。コーパスの類推関係密度を調べた。
自然言語処理
統計的機械翻訳(SMT)の手法である文部分アライメントと、ニューラル自然言語処理(NMT)の手法である単語や文のベクトル表現を用いて、類推関係方程式の解を求める手法を改善した。類推関係に基づいた用例機械翻訳の直接的なアプローチと間接的なアプローチを融合し、独自のニューラルネットワークを用いたシステムを構築した。入力は、単語のベクトル表現に基づく、単言語または対言語のソフトアライメントです。