研究課題
基盤研究(C)
本研究では,顔文字の自動生成に関する調査・検証を行っている.大きくは5つの成果が得られ,文章からの感情推定難易度の評価,否定表現の検出,顔文字のまとめ上げ,長文の文区切り,性格を考慮した発話生成に関する知見が得られている.一方で,主目的であった顔文字の自動生成については,社会情勢によりエフォートを確保できなくなってしまったため,研究途中の段階でストップしているが,ユーザの嗜好(感情や行動,動作)として性格の検出を行うところまで完成している状況である.
知能情報学
本研究は,テキストベースのオンラインコミュニケーションを円滑化が最大の貢献であり,特に,COVID-19以降はリモートワークが主体となり,テキストコミュニケーションの必要性が高まっている.一同に会して行うコミュニケーションとは異なり,より少ない情報から的確に相手の意図を汲み取る能力が要求される.こういった社会情勢においては,感情や状況,動作を非言語情報として伝えられる顔文字の利用価値は増す末高まると考えられる.