本研究の主な成果として、慢性疼痛患者の評価に用いられている質問紙への回答の適切な回答時間間隔(信頼区間)をアイトラッキングデータから算出し、医療者へ提示することを可能としたことである。本研究成果と、治療介入結果やドロップアウトなどの転機を比較することで、慢性疼痛治療に対して有効な治療法のスムーズな導入や、効率的な診察に繋がる評価指標・問診システムとなる可能性がある。また、特別なウェアラブル装置を用いることなく、プログラムのアップデートで問診システムへ実装可能なため、将来的に多くの施設で実用可能である。
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