研究課題/領域番号 |
18K11544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 (2020-2021) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
伊藤 弓弦 筑波大学, 生命環境系, 教授 (30500079)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 再生 / 間葉系幹細胞 / 哺乳類 / 両生類 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
再生医療を行う上で重要な現象として血管網の形成がある。本研究では、実際に血管網を形成する上で、両生類の肢芽再生にも大きく関与するが、その詳細な機能までは分かっていなかった複数の分泌因子が血管網構築に大きく関与することが明らかになった。また、血管形成過程(増殖、遊走、安定化)において、それぞれ重要な因子が存在し、その一部のみでは正常な血管形成が起きないことが明らかになった。特にこれまで多くの知見が報告されている「VEGF、IGF、EGF、bFGF」などは、血管形成の初期段階である増殖機において特に大きく関与をしているが、その後の遊走や安定期には別の因子が重要となってくることも明らかになった。
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自由記述の分野 |
幹細胞生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、種をまたいで形態形成に重要な因子が存在していることが改めて分かり、目的に応じて適切なモデル系を選択/構築することで研究を進めることの優位性が示された。また、今後再生医療等の治療効果をあげるためには、それらの因子の時間的な妥当性や協調作用まで考えて進めなければならないことも明らかになった。
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