研究課題
田中らは、視覚障害者が理解しやすい情報の提示の仕方をこれまでの論文を元に整理し、Webページのスマートフォン対応の技術を応用して極めて大きなフォントサイズの表示を可能にする医療機関Webページの標準仕様要件をまとめた。問題を簡単にするために画像とテキストによるシンプルな医療機関Webページを想定し、最低限クリアすべきJIS X 8341-3:2016の適合レベルAAを満たすための要件と、現状の「合理的配慮」の範囲内でできる限り目指すべき適合レベルAAAを満たすための要件を整理した。これによりWeb技術にあまり詳しくない医療機関の担当者でも発注・検収をするための要件を示すことが可能になると考える。氏間らは、中心視野を失い偏心視を用いる視覚障害者の読書法を確立するために、偏心視で文字を認識する場合の仮名・漢字の文字種が最小文字認識サイズに与える影響を調べた。晴眼者を被験者とし、中心視野(文字提示位置0度)と偏心視(中心視野を制限し下方10度に文字を提示)の場合の最小文字認識サイズを比較した結果、仮名文字に比べて漢字の方が約1.3倍のサイズが必要であることが明らかになった。今後は文字サイズのみならず脳による認識過程の差についても調査をする予定である。また視覚障害児のオンライン教育における適切な文字サイズについての研究も併せて遂行した。木内らは、視野障害を持つロービジョン者およびそのリハビリテーションについての研究を行い、視覚障害者に対する医療を推進するための提言を海外の共同研究者とともに行った。
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すべて 雑誌論文 (22件) (うち国際共著 2件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 1件)
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