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2018 年度 実施状況報告書

教育活動のモデル/シナリオを生成する手法の導出とそれを自動生成するシステム

研究課題

研究課題/領域番号 18K11574
研究機関香川大学

研究代表者

八重樫 理人  香川大学, 創造工学部, 准教授 (30410848)

研究分担者 後藤田 中  香川大学, 創造工学部, 准教授 (40633095)
最所 圭三  香川大学, 創造工学部, 教授 (50170486)
林 敏浩  香川大学, 創造工学部, 教授 (90264142)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードICT活用教育の効果 / 教育の高度化・豊富化
研究実績の概要

多くの教育機関が教育の高度化や豊富化を実現するために様々なICT機器を導入しICT活用教育を実施しているが,その効果については個々の機器の活用測定に留まっており,測定している教育機関の数も,その測定方法も限定的である.本研究では,応募者がこれまで実施してきた教育システム開発に関する研究成果と,教育システム運用に関するノウハウを組み合わせ,講義中のICT機器の操作ログから,教員の教育活動のモデル/シナリオを生成する方法を導出するとともに,それらを自動生成するシステムを開発する.

本研究における教育活動のモデルとは,「教育活動の活動対象や活動の機序に対する論理的関係を記述したもの」,教育活動のシナリオとは,「教員の教育活動と,そこから得られるイベント(事象)(システムの振舞いを含む)を,時系列に沿って記述したもの」と定義する.教育活動のモデル/シナリオ生成については,ユーザモデリング技術を用いる.ユーザモデリング技術とは,開発者が理解する利用者像と実際の利用者の実像とのギャップを埋めるために注目されている技術で,製品の利用地域やユーザの利用シーン毎に,ユーザとその利用環境や動作などをモデル化する技術である.本研究では,ユーザモデリング技術を用いて,教員の教育活動のモデルとシナリオを生成する手法を導出し,それらを自動生成するシステムを開発する.

本研究は,教員のICT機器操作の機序や複数のICT機器の組み合わせによる援用効果など,従来とは異なる総合的かつ柔軟な効果測定をおこなうための仕組みを提案しているだけでなく,IoT技術の教育への応用という点でも先駆的かつ独創的である.本研究で得られた成果は,教育機関における情報戦略や教育戦略の立案への貢献も期待される.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

本年度は,「(2)「(A)教育活動のモデルを生成する手法」の導出」と,「(3)「(B)教育活動のシナリオを生成する手法」」の導出を行う予定であった.それぞれの手法の導出についての導出はすでに終えており,次年度実施する「(4)「教育活動のモデル/シナリオを自動生成する機能の設計」」のフェーズをすでに開始していることから,当初の計画以上に進展していると判断した.

今後の研究の推進方策

昨年度は,国際会議での発表を予定していたが,他の校務の都合で国際会議で発表することができなかった.本年度は,昨年の研究の成果を踏まえて,欧州で開催する国際会議での発表に向けて準備を整えている.

次年度使用額が生じた理由

昨年度は,国際会議での発表を予定していたが,他の校務の都合で国際会議で発表することができなかった.本年度は,昨年の研究の成果を踏まえて,欧州で開催する国際会議での発表に向けて準備を整えている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 香川大学型IT教卓システムの紹介との操作ログからの教室別ICT機器利用パターンの考察2018

    • 著者名/発表者名
      〇國枝 孝之(香川大学)、矢部 智暉(香川大学)、末廣 紀史(香川大学)、太田 裕士(株式会社内田洋行)、八重樫 理人(香川大学)
    • 学会等名
      学習分析学会(JASLA)2018年度 第2回研究会

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公開日: 2019-12-27  

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