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2018 年度 実施状況報告書

仮想世界におけるシミュレーションのためのコンテンツ作成共有基盤

研究課題

研究課題/領域番号 18K11577
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

角 薫  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (20332752)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード学習支援 / 仮想世界 / コンテンツ作成
研究実績の概要

本研究では,誰でも簡単に映像コンテンツを作成できる環境を用意し,自由に常識知識などを設定することで,ユーザが仮想世界においてものがものに及ぼす作用などをみることのできる学習支援のための基盤を開発する.
2018年度は常識知識を用いることによりものに及ぼす作用を表現する方法について検討し論文にまとめた.
プロトタイプとして作成したシステムはユーザの行動履歴と仮想世界におけるオブジェクトがインタラクションすることにより何らかの作用をもたらすものである.
論文では,下記のようなシステムについて開発した.プレイヤのリアルタイムの感情とゲーム上での行動履歴を元に物語を生成するシステムを開発した.基本的なアイデアは以下の通りである.1)現実ではあり得ない不思議な道具を設定し,プレイヤがハンドコントローラーを用いてそれを体験する,2)プレイ中のプレイヤの表情認識をすることにより感情を取得する,3) プレイヤの感情に応じたリアクションに応じてコンテンツを出力する,4)プレイヤの行動と感情の履歴によりテキストを出力する.
ユーザの行動や感情表現により,仮想空間へもたらされるものが異なって設定されており,異なる作用が展開される.ユーザが個別に設定をすることが可能なように現在のところは開発されていないため,その設定を設定できるようなものを今後開発していく必要がある.その他,ユーザが素材を組み合わせることにより簡単に学習コンテンツを作成できるようになシステムとして開発していく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

常識知識を設定することによりものがものに及ぼす作用の表現について検討したため.

今後の研究の推進方策

今後は学習コンテンツとして,自由にユーザが常識知識を設定することができ,学習素材として共有することが出来るようなシステムを作成していきたいと考えている.

次年度使用額が生じた理由

来年度に必要な金額を使うため.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 語知識とWHAT-IF機能を用いた物語生成支援システム2018

    • 著者名/発表者名
      八幡望, 角薫
    • 学会等名
      エンターテインメントコンピューティング研究会,情報処理学会研究報告,情報処理学会(
  • [学会発表] プレイヤーの感情を利用したゲームベースの物語生成システム2018

    • 著者名/発表者名
      佐藤秀輔,角薫
    • 学会等名
      エンターテインメントコンピューティング研究会,情報処理学会研究報告,情報処理学会

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公開日: 2019-12-27  

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