研究実績の概要 |
本研究はソフトウェア開発における主要な作業である、設計(モデリング)とプログラミングの2つの作業について、これらの作成過程のデータをツールによって自動的に収集・分析する基盤(AISEE:Analytics Infrastructure for Software Engineering Education)を開発することを目的としている。研究用のシステムの開発にあたっては、昨年度に引き続き研究分担者や開発に参加している大学院生との定期的なミーティングを実施しており、良好な開発体制の下で研究の推進を実施できた。 本年度は昨年度に引き続き、研究計画における「システム開発 Step2・運用」を実施し、予定通りシステムの完成をさせることができた。また、運用環境についてもさらなる改善を行い、システム構成の柔軟な構成変更等が可能となった。コロナ禍により大規模実証実験の実施には至らなかったが、システムの有効性を確認するための実験を実施することができた。 これらの研究成果については、arXiv, コンピュータソフトウェア, 電子情報通信学会知能ソフトウェア工学研究会,情報処理学会ソフトウェア工学研究会,情報処理学会全国大会,電子情報通信学会総合大会等で発表を行っている。
|