本研究では教育と学習のデータ分析を行うために、学習管理システムのMoodleを活用して学習ログを収集蓄積した。開発したシステムは時系列クロスセクションの概念に基づき、エクセルのビポットテーブルとグラフを活用しており、教材クリック回数について時系列の数値でリアルタイムに学習者ごとに再現する。 またクラスタヒートマップでは、教材クリック数と小テスト得点がともに低い学習パターンを繰り返す学習者が、学習につまずいている傾向があることが明らかになった。加えて教材クリックの同期率の分析では、教師の指示から遅れて教材を開く学習者を区別することが可能になった。
|