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2020 年度 研究成果報告書

樹木年輪の酸素同位体比を用いた ミャンマーにおける古気候変動の復元

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11620
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分63010:環境動態解析関連
研究機関京都大学

研究代表者

渡邊 裕美子  京都大学, 理学研究科, 助教 (20509939)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード樹木年輪 / 同位体比
研究成果の概要


本研究では、ミャンマー産チーク試料について、年輪幅とセルロース酸素同位体比を計測し、気象データと比較することにより、古気候指標としての信頼度を総合的に評価し、ミャンマーでの高時間解像度な気候・環境変動を定量的に復元するための基盤を確立することを目指した。年輪データと気象データの相関解析の結果、、チークの年輪幅は雨季降水量の指標として有用で、酸素同位体比は降水起源の情報を有している可能性を示唆することができた。

自由記述の分野

地球化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人口稠密で モンスーンによる降水に依存しているアジアにおいて、過去のモンスーン変動をより詳細に理解することは極めて重要である。このため、近年 樹木年輪による古気候研究が精力的に行われてきたが、政治的に不安定であったミャンマーでは、これらの研究は限られてきた。本研究では、ミャンマーにおけるチークの年輪研究から降水に関する新知見を得られたことで、ミャンマーと広域のモンスーンアジアにおける水文気候の時空変動像の理解深化に資する。

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公開日: 2022-01-27  

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