研究課題/領域番号 |
18K11666
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63040:環境影響評価関連
|
研究機関 | 大阪大学 (2022) 京都府立医科大学 (2021) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2019-2020) 九州大学 (2018) |
研究代表者 |
小野塚 大介 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (50446829)
|
研究分担者 |
萩原 明人 九州大学, 医学研究院, 教授 (50291521)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 環境疫学 / 環境保健学 / 気候変動 / 異常気象 / 感染症疫学 / 救急疫学 / 公衆衛生学 / 予防医学 |
研究成果の概要 |
気候変動や効果修飾因子の影響を調整した結果、日本シリーズの開催日における院外心停止の相対リスクは1.033(95%信頼区間1.012~1.055、P=0.002、I2 = 3.5%、異質性のP=0.405)であった。また、院外心停止の累積相対リスクは、インフルエンザ流行時において1.25(95%信頼区間、1.16-1.34)であり、ラグ期間が1.5~7.1日および17.9~21日で有意であった。さらに、満月の日における交通事故による救急搬送の相対リスクは1.042(95%信頼区間[CI]、1.021-1.063)であり、全体の4.03%(95%CI:2.06-5.93)に寄与していた。
|
自由記述の分野 |
環境保健学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、気候変動や効果修飾因子の影響を考慮した上でも、重度の心的ストレスに関連する院外心停止の予防対策については、特に高齢の男性に対して実施すべきであることが示唆された。また、院外心停止のリスクを減らすためには、インフルエンザの流行に対して数週間の予防策を実施すべきであることが示唆された。さらに、交通事故による救急搬送を減らすためには、公衆衛生対策の一つとして満月の夜について考慮すべきであることが示唆された。
|