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2020 年度 研究成果報告書

誘電体表面荷電と非熱プラズマを用いた新しい有害微粒子(PM)処理技術の実用化研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11702
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
研究機関大阪工業大学

研究代表者

吉田 恵一郎  大阪工業大学, 工学部, 准教授 (80549048)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード静電集塵 / 誘電体 / 微粒子 / すす / ディーゼル / 非熱プラズマ / 活性酸素種 / 帯電
研究成果の概要

本研究は,燃焼機器から生じる炭素を主成分とする「すす」の捕集から分解までを一連の過程で実現する新手法について実施された.炭素粒子のような導電性微粒子を静電集塵により除去・分解することは従来困難であったが,集塵極を積極的に帯電させた誘電体とすることでこの問題を解決しようとするのが,研究の意図である.
研究の結果,提案する技術における新規の微粒子除去メカニズムを発見し,それが実際の排ガス微粒子の除去に対して十分に有効であることを見出した.また,プラズマにより発生する活性酸素種が微粒子を酸化分解することも実証できた.

自由記述の分野

静電気工学,プラズマ応用

研究成果の学術的意義や社会的意義

すすは入り組んだミクロ構造を有するため,表面に有害な炭化水素を吸着している.大気中のPM2.5の濃度は新興工業国をはじめとした世界の多くの地域で環境基準値を大幅に上回っているが,炭素粒子(≒すす)はその構成要素としても無視できないだけ存在し,健康への被害が懸念されている.すすの発生源は火力発電,船舶,航空機,自動車,鉄道など多岐に渡っているため,すすの問題は今後数十年は取り組み続けなければならない.本研究はそのための有効な手段となりうる.また,研究した技術は空中浮遊菌やウィルスの除去・無害化への応用も期待される.

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公開日: 2022-01-27  

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