A株の脂肪酸メチルエステルや脂肪酸エチルエステルの生産は、エステル合成遺伝子よりもメタノールやエタノール合成遺伝子が重要であると考えられた。1-テトラデカノールは、報告者が以前発見した1-ヘキサデカノールよりも良いそのまま使える燃料になると考えられる。C10の脂肪酸は、水素化(脱酸素)のみで、ガソリン・ジェット燃料・ディーゼル燃料、と全ての原油系燃料になる炭化水素になる。分岐脂肪酸や環状脂肪酸(特にシクロプロパン脂肪酸)は燃料生産に有用である。 γ-デカラクトンやファルネシルアセトンは、構造から細菌界でシグナル物質として作用する可能性があり、DHAや コハク酸は食品として役立つ可能性がある。
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