研究実績の概要 |
2023年度は、森里海連環研究のフォローアップとして九州北西部(諫早湾周辺部)において環境DNAデータを収集した。結果を基にニホンウナギを含む淡水魚類の在/不在を判断しGISを用いて空間解析を行った。本課題の成果である絶滅危惧種淡水魚類の生息地評価マップについては、誌上・学会発表に加え、一般市民向け講演や大学等の講義を行い啓発活動や次世代育成に貢献した。GISではデータベースをほぼ完成し、産地市場別水揚げ情報・海面漁業生産統計調査データを基に、全国沿岸域の水産資源状況をより詳細に定量化した。本課題に関連する2023年度の研究成果は以下のとおりである。 1. S. Kameyama, N. Kondo, S. S. Matsuzaki, N. Nakajima (2023) Evaluation of Japanese eel Habitat using Environmental DNA Analysis and GIS in Japan., Round Table on Eel Management, May 12, 2023, Tokyo Japan 2. 亀山哲(2023)環境DNAを用いた絶滅危惧種(ニホンウナギ)の生息地評価, 2023年9月23 日,長崎県諫早市,NPO法人アースウォッチ・ジャパン主催 3. 亀山哲(2024) 流域生態系の管理と再生(人為的な流域構造変化が生態系に与える影響やその評価手法について),2024年あいだの生態系研究所 Vol.18,2024年4月9日,オンラインセミナー,あいだの探索・実践ラボ主催 4. 亀山哲(2023)環境DNAとGISを用いた絶滅危惧種(ニホンウナギ)の生息地評価,諫早湾ウナギのいる川・いない川水生生物調査,2023年12月4日,長崎県諫早市(諫早高校),NPO法人アースウォッチ・ジャパン主催
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