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2020 年度 研究成果報告書

低炭素化浄化槽実現のためのマイクロバブルとプラズマの融合による促進酸化法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分64050:循環型社会システム関連
研究機関佐世保工業高等専門学校

研究代表者

松山 史憲  佐世保工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (30435482)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードマイクロバブル / プラズマ / 水処理 / 促進酸化法
研究成果の概要

本研究では、家庭用バスポンプで駆動可能なマイクロバブルとプラズマを融合させた省エネルギー促進酸化法を提案し、その有用性と実用可能性の評価を行った。
その結果、印加電圧の高さよりも放電回数が支配的に脱色処理に影響を及ぼしていること、本システムにおいて液中の気泡群にプラズマを形成するためには,微細気泡の中でも比較的大きい(1[mm]に近い)マイクロサイズの気泡が有効であること、電極本数を増やすことで脱色効率は増加する傾向を示したが、電極本数と比例関係には無いことが明らかとなった。また、供給気体にアルゴンガスを用いることで、酢酸が分解可能であることを確認できた。

自由記述の分野

混相流

研究成果の学術的意義や社会的意義

家庭用100[v]コンセントから駆動可能な本プロセスは、従来の促進酸化法に比べて安価で容易に導入できるため、低炭素社会を推進する上で有用性が高い。また、反応が溶液中のオンサイトで実現・完結するため安心で処理性能が高く、普及と整備が望まれている浄化槽を始めとした小規模な排水処理への応用が可能である。さらに、殺菌・脱色効果も同時に認められるため、有機物分解のみならず多方面への応用が期待される。加えて、液中の気泡群へのプラズマ形成において、気泡径は比較的大きめなマイクロサイズが有効であり、印加電圧の大きさよりも放電の回数が支配的に酸化処理へ影響を及ぼす傾向が見られ、本システム設計の指針となる。

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公開日: 2022-01-27  

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