家庭用100[v]コンセントから駆動可能な本プロセスは、従来の促進酸化法に比べて安価で容易に導入できるため、低炭素社会を推進する上で有用性が高い。また、反応が溶液中のオンサイトで実現・完結するため安心で処理性能が高く、普及と整備が望まれている浄化槽を始めとした小規模な排水処理への応用が可能である。さらに、殺菌・脱色効果も同時に認められるため、有機物分解のみならず多方面への応用が期待される。加えて、液中の気泡群へのプラズマ形成において、気泡径は比較的大きめなマイクロサイズが有効であり、印加電圧の大きさよりも放電の回数が支配的に酸化処理へ影響を及ぼす傾向が見られ、本システム設計の指針となる。
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